繁中日語

日常開示

2023年05月07日日曜日第2 回の開示 合計3932回の開示

例を挙げて実証とは何かを説明する

問：誕生日に友人がお祝いに来て、甲は100元、乙は100元、丙は50元をくれた。ポケットに元々いくら入っていたか忘れてしまい、お金を取り出して数えると、外から入った250元を除けば自分が元から入れていたお金は一銭もなかった。この状況は、自分が元々ポケットにお金を入れていなかったことの実証と言えるでしょうか。

答：これはもちろんポケットに元々お金が入っていなかったことの実証です。目の当たりにし、実際に現前で観察された、紛れもない生々しい事実です。誰も否定できず、信じないわけにはいきません。推論や想像、憶測で得られたものではないのです。例えば商売をする時、毎晩家に帰ってお金を数え終われば、自分が稼いだ金額を実証することになります。この金額は推測や妄想で出したものではなく、実際に数え上げたものであり、目で見て確認したものです。これを実証親証と言います。

——生如法師の開示

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