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煩悩无尽誓願断
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日常法話

2022年11月06日    日曜日     第2開示 合計3729開示

瑜伽師地論 第三十四巻(三十二)

原文:いかにして香鬘(こうまん)や塗香(ずこう)・装飾(そうしょく)のすべてが変異無常の性質を持つことを観察すべきか。すなわち、まずさまざまな香鬘が鮮やかに咲き誇り、芳香を放っているのを見る。後にそれらが萎(しお)れ枯れ、腐敗して悪臭を放つ様子を見る。この事実を見た後、このように思うのである。このような諸行(しょぎょう)は、その性質が無常である、と。その他の点は前述の通りである。いかにして生活資具(しぐ)の変異無常の性質を観察すべきか。すなわち、それらがまだ作られていない状態から作られ、完成し満ちた状態となり、やがて破壊されるまでの前後の変異を観察する。この事実を見た後、このように思うのである。このような諸行は、その性質が無常である、と。その他の点は前述の通りである。

解釈:いかにして香鬘や塗香・装飾のすべてが変異無常の性質を持つことを観察すべきか? 眼前にさまざまな香鬘が咲き誇り華やかで、芳香を漂わせているのを見る。後に香鬘が萎れ枯れ、崩れ爛(ただ)れて悪臭を放つ様子を見る。これらの現象を目の当たりにし、このような念いが生じるのである。このように諸行の性質はまことに無常である、と。いかにして生活資具の変異無常の性質を観察すべきか? 生活資具が以前はまだ作られていなかった状態から、後に作り出され、使用された後には破壊されてしまうまでの、絶え間ない前後の変異を観察する。これらの現象を観察した後、このような念いが生じるのである。このように諸行の性質はまことに無常である、と。

——生如法師の開示
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瑜伽師地論 第三十四巻(三十一)

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