朝晩それぞれ少なくとも30分は静座し、座中では楞厳咒または般若心経を唱えること。ゆっくりと心を込めて唱えるように心掛ける。毎日一善を行い、それが難しい場合は週に一度でも良い。日々福徳を積むよう努め、できれば毎日仏前供養を行う。その他の修行は縁と力に応じて実践する。毎日自らの戒律の実践と心の在り方を点検し、念頭に浮かぶ想念を観察し、常に自心を照らし見る。阿含経を読み、五蘊十八界の概念を理解し、日々短い文章を選んで観想する。般若心経または金剛経を読誦・暗唱し、一節でも思索する。歩行・坐臥の際、心を一法に縁わせる。楞厳咒を唱えるか、般若心経を念じるか、あるいは仏号を称える。時間があれば七識の機能と本質を観想し、さらに第八識の働きを思索する。各自の修行内容と段階は異なるため、自身の実情に合わせて修行計画を立て、一日も無駄に過ごさないこと。毎日自心を省みて点検する:煩悩が薄らいだか、心境が平穏を保っているか、世俗への執着が減ったか、享楽への嗜好が低下したか、徐々に出世間心が芽生えたか、心質が素朴になったか、世俗智と仏法の智慧が増したか、修行への信心が強固になったか、日々の妄念が減ったか、心が清澄で愉しいか、物事を円満に処理できるようになったか。
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