衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2018年02月15日    木曜日     第6開示 合計53開示

識の現起は色法と密接な関係を有する

六識が生じる原則:根と塵が接触すると、如来蔵が識を生じる。もし根に変異が生じれば、識の了別性に障害が現れる。塵に変化が起これば、識の了別に障害が生じる。しかし識自体の識種子は永遠に変わることがない。身体を構成する四大種子の構造は、常に業力や様々な縁によって変化するため、物質色法は絶えず変化を起こす必要がある。神経伝導は全て身根である五根を通じて行われ、五根から離れることはできない。如来蔵は五根に依って四大の微粒子を伝導し、内六塵を変現する。如来蔵はまた勝義根に依って法塵を変現する。根と塵が変化すれば、識心もそれに従って変化し、了別には必然的に問題が生じる。

法塵は勝義根に依って変現されるため、勝義根に問題があれば、意識の了別には必然的に問題が生じる。五倶意識は五塵から離れられず、五根から離れられず、勝義根がなければ存在しない。独頭意識も依然として勝義根から離れることはできず、勝義根に障害があれば独頭意識も現れず、人は昏睡状態に陥る。もし独頭意識が勝義根と無関係であるならば、植物状態の人間の独頭意識も正常で問題がないはずである。しかし植物状態の人間の独頭意識はめったに現れず、彼は思考・分析・判断・推論を行わず、ほとんど回想することもできない。したがって私たちは一つの結論を得る:意識の現起は色法と密接な関係があり、大脳の勝義根とも密接な関係がある。

——生如法師の開示
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