如来蔵(にょらいぞう)は常にインターネットの中に存在し、絶え間なく自らの五陰(ごおん)の情報を外部に発信しており、一切の秘匿を行いません。そして、如来蔵が別の如来蔵から取得した情報を意根(いこん)が知覚すると、意根はその五陰の情報を了別(りょうべつ)します。これが衆生同士の感応と相互交流の関係であり、如来蔵情報共有とも呼ばれます。如来蔵は常時、五陰身(ごおんしん)の外界における一切の情報、六塵(ろくじん)の境界を摂取することが可能であり、意根もまた常時それらに縁(えん)することができます。自身にとって有益な重大な情報については、意識に知覚させるよう警戒させますが、重要でない情報は、意根自らが処理するか、放置するか、あるいは如来蔵内に保存します。
もし衆生の六識(ろくしき)の間で情報を共有でき、一切の隠蔽がなく、全てが透明で暗い角落(かくらく)が存在しなければ、殺生・偸盗・邪淫・妄語(せっしょう・ちゅうとう・じゃいん・もうご)は起こらず、世界はどれほど素晴らしく、生きることはどれほど軽やかで愉悦(ゆえつ)に満ちたものとなるでしょう。諸仏の間の心は全て透明であり、覆い隠すものはありません。神通力を持つ菩薩同士の心もまた透明で、隠すところがありません。このような生命の質こそが最高のものなのです。
8
+1