衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2018年04月15日    日曜日     第4 回の開示 合計360回の開示

一真法界、全体即真如

一切の法は識であり、全体は即ち真如である、これ以外に何もない。一本の草でさえも識である、ましてや他のものは言うまでもない。風は自ら吹くことができず、木は自ら揺れることができず、万物は自ら生滅を繰り返すことはできない。

第八識は不生不滅であり、生滅するのは全て万事万物である。生滅するものは全て第八識が作用させた法である。第八識の本体は生滅せず、第八識の作用は生滅を繰り返す。三界の世間法は全てその作用である。これらの作用は全て七大種子の作用であり、七大種子の全体が即ち第八識である。一切の法もまた全体が第八識である。一切の法は金器のようなものであり、第八識は金そのものである。金器を見れば、金を見たと言うべきである。

第八識は心所法を用いて運行し作用を起こし、種子を用いて一切の法を生成する。第八識は識種子を用いて識を生じ、心法を形成する。また色法があり、色法は五大種子を用いて生成される。更に見大があり、これは第八識自体の見性であり、こうして第八識の一切の機能作用は円満となる。

第八識自身も識種子を持ち、刹那刹那に流注し、第八識自身の了別性を形成する。この流注は永遠に止まることなく、仏地を除いて第八識は永遠に滅びない。七識の種子流注には停止する時があるため、七識は滅びうる生滅法である。第八識は決して生滅したことがない。

万法とは色法と心法であり、心法には第八識とその心所法、七識と七識の心所法が含まれる。心法には有為法と無為法が含まれる。全世界はこのようにして全体が第八識であり、全体が即ち真如である。仏法の綱領はこのようなものであり、詳細は暫く述べない。

——生如法師の開示
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