一真法界とは、一切の法は如来蔵によって変現され執持されているものであり、すべて如来蔵の機能作用であることを意味する。いかなる法も如来蔵の作用を離れて存在することはできず、死体もまた同様である。如来蔵が執持しない法は、直ちに消滅して微塵も残らず、一点の影も存在しない。修行者が残した真身は、全ての衆生の色塵に属し、縁ある衆生の如来蔵が共同で執持するものであり、修行者自身の如来蔵もまた執持に参与している。自身の身体から切り離された指は、当初は自己の如来蔵が執持するため、なお温かさを保ち神経系統が機能し、接合すれば再び使用可能である。もし自己の如来蔵が自ら執持しなければ、指は温かさを失い硬化する。この時点では縁ある衆生の如来蔵が共同で執持する状態となり、接合してももはや役に立たない。
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