衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2021年05月03日    月曜日     第2 回の開示 合計3370回の開示

父子合集経講話(二三二)

富楽自在の所以

原文:かくの如き富楽、種々の厳飾は、皆な無辺称王が、広大なる善根福徳力を積集して獲得したる所なり。また彼の宝荘厳城の周囲には、八万四千の清浄なる園林あり。一一の園中に八大池あり。其の池各々半由旬の広さを有す。一一の池岸に四階陛あり、四宝を以て成り、巧妙に厳飾せられ、八功徳水其の中に充滿せり。衆色の蓮華開敷して弥く布き、池岸には更に諸花あり。阿提目葛多花、詹博迦花、嚩始計花、蘇曼那花、阿輸迦花、婆師迦花、かくの如き種々の妙なる香花あり。無辺称王は諸臣民と共に園中に止住し、共に遊楽せり。

釈:この如き富貴妙楽の種々の厳飾は、皆な無辺称王が過去世に広大なる善根福徳力を積集して獲得したる所にして、これらは決して空しきより来たるものにあらず。彼の宝荘厳城の周囲には八万四千の清浄なる園林あり。一一の園中に八大池あり。各池は半由旬の広さを有し、各池の岸辺には四宝成る階陛あり、巧妙に厳飾せられ、八功徳水に満ち、色とりどりの蓮華咲き乱れ、池岸には更に阿提目葛多花等の種々の妙香華あり。無辺称王は臣民と共に園中に住し、共に遊楽せり。

原文:大王よ、彼の王宮城は高く広く厳かに美しく、宝多羅樹並び植えられ、宝網周遍し、宝鈴和鳴して妙なる音響を出だすこと五楽の声の如し。時に彼の人民は王の徳化に頼り、富楽自在に安穏にして住せり。

釈:仏説きたまわく、大王よ、無辺称王の宮城は高広厳麗にして、宝多羅樹列植し、宝網を以て周遍し、宝鈴の調和する音声は五種の楽器の如し。当時の人々は王の福徳化育に依り、富楽自在なる安穏な生活を営みき。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

父子合集経講話(二三一)

次の記事 次の記事

座禅の際、いかにして速やかに三昧に入ることができますか

ページのトップへ戻る