繁中日語

日常開示

2018年05月28日月曜日第3 回の開示 合計552回の開示

衆生界とは何か

衆生界とは、すなわち色蘊・受蘊・想蘊・行蘊・識蘊の五蘊、六根・六塵・六識を指します。これらは全て如来蔵より生じたもので、種子は如来蔵に由来し、あらゆる材料は如来蔵より出ています。故に一切法の本質は即ち如来蔵であり、この故に衆生界は即ち法身であり、法身は即ち衆生界であると説かれるのです。衆生界と法身如来蔵の関係は、ちょうど饅頭と小麦粉の関係に似ています。饅頭は小麦粉から作られ、饅頭の全体は小麦粉そのものであり、饅頭は小麦粉を離れて単独に存在することはできません。しかし小麦粉は単独で存在し得ます。小麦粉の価値は饅頭を作り得る点にありますが、阿羅漢たちはただ小麦粉を無価値な存在のままとし、饅頭を食べようとはしません。衆生界は即ち仏界であり、衆生界を離れて法身の存在に意義はなくなります。

——生如法師の開示

縁に随って日々を過ごすは万法に執着するに如かず

性相不一不異