衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常開示

2021年03月01日    月曜日     第2 回の開示 合計3143回の開示

修身の原理

人体には本来先天の気が備わっておりますが、多くは後天の飲食によって覆い隠され、その本来の働きを十分に発揮できません。飲食を摂れば摂るほど遮蔽は深刻化し、老廃物が増え、身体は重くなり、禅定の修行は困難を極めます。自らが備える先天の気を活性化させるには、丹田に意識を集中させ気を集める必要がございます。丹田の気が満ち足りれば気機が発動し、気エネルギーが全身に行き渡り、血液循環を促すことで身体機能が活性化され活用されるのでございます。

数多の人々が生涯を通じ、身体本来の真気と機能を活用できず、飲食習慣に抑圧されております。嬰児が生まれた時は身体機能が円滑に働き、柔軟で弾力に富んでおります。幼少期には身体の柔軟性が高く、両足を容易に組むことができますが、成長するにつれ身体は硬直し、足を組むのも困難になり、体内の老廃物が増加し、気血の巡りが悪化いたします。この先天の気は飲食を減らし功法を修練することによってのみ解放され、その本来の機能を発揮するのでございます。従いまして身体の気脈を十分に活性化できれば、禅定を修め体質を改善し、延命長寿が叶うのでございます。身体と禅定を修めることによってこそ、我々の道業は阻害されず、絶えず進歩するのでございます。さもなくば身体が健康でなければ心も安らかでなく、心が修まらぬままではどうして道を得られましょうか。

断食によって身心を修養いたします。断食期間中は食事を摂らず、身体がエネルギーを必要とするため、光エネルギーや気エネルギーなど他のエネルギーを運化・吸収しなければなりません。光エネルギーは最終的に身体が必要とする気エネルギーに転換され、気エネルギーが血液循環を促し身体のエネルギー均衡を保つのでございます。光エネルギーを吸収する方法には、日光浴と座禅により陽光が体内に入ることを観想し、身体が利用可能なエネルギーとする方法がございます。また真言を唱え仏光が体内に入り身体にエネルギーを供給することを観想する方法もございます。同時に体内の病気・寒気・湿気・毒気を全て体外に排出いたします。この観想法を修得すれば、大変健康に有益で、飲食よりも清浄で、副作用のない甚深な利益を得られるのでございます。

さらに功法を修練し身体エネルギーを補い陽気を増進させるため、具体的には次の方法で修練いたします:

1. 両手を背中で組み合わせ上方へ持ち上げる。胃気と肺気を高め、膀胱経を伸ばすことで背筋が真直ぐになるのでございます。

2. 両手を頭上に挙げて組み合わせ、身体を動かさず胸から上を回転させるのでございます。

3. 両手を下腹部前で掌を上に向け球を抱える形とし、ゆっくりと上方へ持ち上げながら深呼吸する。頭上まで達したら踵を上げ、掌を返し暫く静止して気を満たした後、両手を身体の両側から下ろしつつ息を吐き、踵を下ろすのでございます。これにより肺気が増強されるのでございます。

——生如法師の開示
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一切菩薩の悟りと修行は禅定なくしては成り立ちません。

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