問:如何に法法皆真如なることを理解すべきか。立てる所の全ての法の当体が幻化されたものであり、その幻の当体即ち真如なるが故か。
答:全ての法が幻化されたものであるならば、誰がこれを幻化したのか。如何にして幻化されたのか。これを明らかにすれば、何故法法皆真如と言われるかを悟るであろう。一切の法、全ての法は如来蔵によって幻化されたものであり、如来蔵が七大種子を用いて幻化したものである。而して如来蔵及びその種子は、法の動転に随わず、真実にして変異せず、これを真如と称す。生じた一切の法は実質的に皆如来蔵の性質を具す、故にまた真如なり。これ即ち法法皆真如の意なり。
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