衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2021年01月26日    火曜日     第3 回の開示 合計3034回の開示

父子合集経講話(一〇五)

夢は修行の有無を検証する

修行を積んだ人の中には、夢を見ている時にその夢が虚構であると悟る者がいます。夢中で業縁が現れ、悪業を造りそうになった瞬間、心が「これは行ってはならない」と自覚し、境界に流転せずにいられるのです。このような人の意識は覚醒しており、意根もある程度の悟りを開いており、悪業を造らぬように自らを制御できます。そういう者は命終の時もほぼ同様に悪業を造らずに済むでしょう。夢の中で悪業を造る者は、その者の心識の修行がまだ不十分なのです。故に夢は我々に修行の有無、その到達度、意根が熏習を受けているかどうか、その強さ、生死に対する把握力を検証する尺度となるのです。

——生如法師の開示
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