衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常開示

2021年01月13日    水曜日     第2 回の開示 合計2995回の開示

父子合集経講義(九十一)

 十種の悪業の果報は臨終の時、全て現前する

原文:仏は王に言われた。その通りである。愚かな異生は、悪しき色相を見ると、即ち悩みを生じ、厭離し破壊し、過失を毀呰して、瞋りの業行を造る。身業三種、語業四種、意業三種、最初に造作した業は刹那に滅する。この業は東西南北、四維上下、中間に依って住することなく、死の際に命根が滅する時、自らの業報が悉く現前する。あたかも夢から覚めて夢中の事を念うが如し。

釈:仏は言われた。大王、まことにその通りであります。愚かな凡夫衆生は悪しき色相を見ると、心に直ちに怒り悩みが生じ、厭悪心と離棄心を起こし、悪しき色相を破壊せんとし、その種々の過失を責めて瞋恚の業行を造ります。その業行は身業三種、語業四種、意業三種に分かれます。最初に造作した業行は刹那刹那に滅失します。これらの業行は東西南北や四維上下、中間に依って住することなく、臨命終時に色身が滅しようとする時、自らが造った業の果報が全て現前します。あたかも夢から覚めてなお夢中の事を念うようなものです。

——生如法師の開示
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