衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2021年01月01日    金曜日     第3 回の開示 合計2957回の開示

如来蔵における外相分の摂取と伝導作用

衆生が接触できる一切の六塵相は、すべて内相分であって、外相分に接触することはできない。外相分の真実の相は如来蔵のみが接触できるが、如来蔵は外相分の具体的な六塵を分別しないため、外相分が具体的にどのような相状であるかを知ることもない。外相分は全ての有縁衆生の如来蔵が共同で出力する四大種子によって共同で顕現された色法であり、また全ての共業衆生の如来蔵によって共同で執持されるものである。 これらの色法は四大を蔵し、個人の如来蔵もまた四大を蔵している。これと相応することで外相分の色法に接触でき、さらに外相分中の四大微粒子を摂取して伝導することができる。これらの微粒子も刹那刹那に生滅しており、一つの微粒子が生じては滅し、また次の微粒子が生じては滅する。このようにして四大で構成された微粒子が勝義根に伝導され、七識が縁取れる微細な四大の内相分へと転じ、外相分に似た相を成す。七識が分別するのはこの内相分であって、真の外界の本質色法ではない。 ある衆生がこの世を去る時、自らに属する外相分の四大種子を如来蔵に収め戻すならば、外界の外相分は以前とは異なる相となるが、衆生はこれを察知できない。悪業の衆生が全てこの世を去れば、いくらかの劣悪な外相分が滅し、我々の世間はより美しく変化する。もしさらに聖人たちが増えれば、彼らの善業の力は強大で、外相分の顕現に参与するため、この世間は大きく様変わりするであろう。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

十方世界とは一真法界であります

次の記事 次の記事

中阿含経・大縁経

ページのトップへ戻る