(二)原文:阿难。当知因爱有求。因求有利。因利有用。因用有欲。因欲有着。因著有嫉。因嫉有守。因守有护。阿难。由有护故。有刀杖诤讼。作无数恶。我所说者。义在于此。阿难。此为何义。若使一切众生。无有护者。当有刀杖诤讼。起无数恶不。答曰。无也。是故。阿难。以此因缘。知刀杖诤讼。由护而起。缘护有刀杖诤讼。阿难。我所说者。义在于此。
解釈:仏はおっしゃった。阿難よ、あなたは知るべきである。貪愛に因って求取があり、求取に因って利益があり、利益があれば用があり、用があれば貪欲があり、貪欲に因って執著があり、執著があってこそ嫉妬があり、嫉妬があってこそ守護がある。阿難よ、守護しようと望むが故に、刀杖と諍訟という是非が生じ、無数の悪業を造作するのである。私が説いたのはこの意味である。阿難よ、これはどういう意味か。もし一切衆生に守護する心がなくなったならば、なお刀杖と諍訟があり、無数の悪業を生じさせるであろうか。阿難は答えて言った。ありません。それゆえ、阿難よ、この因縁によって、刀杖と諍訟は守護から生じ、守護を縁として刀杖と諍訟があることを知るのである。阿難よ、私が説いたのはこの意味である。
原文:又告阿难。因守有护。此为何义。若使一切众生无有守者。宁有护不。答曰。无也。 阿难。我以此缘。知护由守。因守有护。我所说者。义在于此。阿难。因嫉有守。此为何义。若使一切众生无有嫉者。宁有守不。 答曰。无也。阿难。我以此缘。知守由嫉。因嫉有守。我所说者。义在于此。
解釈:仏はまた阿難に告げて言った。自分の財や色などを守りたいと望むが故に、護という行いが生じるのである。これはどういう意味か。もし衆生に守る心がなくなったならば、なお護という行いがあり得るであろうか。阿難は答えて言った。ありません。仏は言った。阿難よ、私はこの縁によって、護という行いは守る心によってあることを知った。守に因ってこそ護があるのであり、私が説いたのはこの意味である。阿難よ、嫉妬に因って守る心がある。これはどういう意味か。もし一切衆生に嫉妬がなくなったならば、なお守る心があり得るであろうか。阿難は答えて言った。ありません。仏は言った。阿難よ、私はこの縁によって、守る心は嫉妬を縁とし、嫉妬に因って守があることを知った。私が説いたのはこの意味である。
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