衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2018年11月18日    日曜日     第5開示 合計1025開示

因果を昧わずの意味

「昧」とは、昧略晦暗の意であります。「不昧」とは心が清明であり、因果に対し迷わないことを指します。菩薩摩訶薩たちは因果を極めて明らかにされております。唯識種智を有するが故に、一切の業行が造作されるやいなや、その種子が如来蔵に収蔵され、縁熟すれば必ず果報が現れることを明鏡のごとく照らし知っておられるのです。唯識種智を備えていない菩薩や凡夫の菩薩はこの理を十分に弁えておらず、時に僥倖の心を抱きつつ悪業を造作することもございます。菩薩たちは無明が未だ尽きておらぬ故に、身口意の行いが因果の中にあり、因果の法則から離れることができないのであります。

——生如法師の開示
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