意識は母胎内で四、五か月頃から現れ、出生まで続きます。胎児は意識がなければ出生できず、出生の過程には意識が関与しています。意識のない出生は死を意味します。先天性無脳症児にも微弱な意識が備わっており、そうでなければ死産となり出生できません。植物状態の患者にも弱い意識が存在し、そうでなければ死に至ります。意識が存在する限り、意根は五蘊身から離れません。意根は六識身の機能作用に非常に執着しています。なぜなら、意根自体は何も行うことができず、六識を用い、身体を使って行動しなければならないからです。
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