衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常開示

2020年04月22日    水曜日     第5 回の開示 合計2291回の開示

悟りの速さは人の智慧の根機による

問:手が電流に触れて痺れや震えを感じる場合、これは電流を証得したと言えるでしょうか。盲人が手で電球に触れた時、電球を証得したと言えるか、また光そのものを証得できるのでしょうか。

答:証得の有無は状況によって異なり、人によって違います。例えば科学者が感電すれば、100%電流の原理を理解し、その証は甚深で仏教における唯識種智に相当します。子供が感電しても、この現象の理由を必ずしも理解せず、電気に触れたことは分かっても次回避けるだけで、電流の原理や作用を必ずしも理解しません。盲人が電球に触れても、まず電球に関する概念(目が見えていた頃の記憶や他者からの説明)がなければ、何度触れてもそれが電球だと認識できません。衆生は無始劫より如来蔵と関わり、如来蔵の中で生き、常に如来蔵を用いながらも、その存在や姿を知らないのです。

六祖は一つの言葉で悟りを開きましたが、他の者が百の解説を聞いても悟りには程遠い。肝要はその人の智慧と根器にあります。阿羅漢は凡夫の仏教的な一言で四果を証得しますが、凡夫が百年阿含経を学んでも初果にも至りません。人それぞれに比較は無用であります。

——生如法師の開示
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