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日常開示

2020年03月17日火曜日第2 回の開示 合計2216回の開示

『楞厳経』抜粋

原文：性色は真空，性空は真色；性水は真空，性空は真水；性火は真空，性空は真火；性风は真空，性空は真風。

释：宇宙器世間の地水火風は如来蔵の四大種子によって構成されています。したがって地水火風の性質は四大種子の性質であり、四大種子は形相なく空であるため、地水火風は空性です。四大種子の性質は如来蔵性であるため、地水火風の性質は如来蔵性、つまり妙真如性です。如来蔵は四大種子を含蔵し、四大種子は宇宙器世間の地水火風を生成できます。地水火風は如来蔵性であり、如来蔵が四大種子によって転化したものです。したがって如来蔵は地水火風性を含蔵し、地水火風の性質も持っています。如来蔵は地水火風ではなく、即ち地水火風であり、如来蔵と地水火風は不一不異です。

性空とは如来蔵の空性を指します。如来蔵が生じる万法の性質は空而不実であり、如来蔵の一部分種子流注によって生成されます。したがって如来蔵の一部分は色となり、一切色法の本質は真实的空性心如来蔵です。空性心如来蔵は一切色相を生じることができるため、一切色相も即ち如来蔵性です。性色は真空であり、色相の性質本質は如来蔵、つまり真实的空性心如来蔵性です。心経中の「色即是空、空即是色」という句と略同です。同理、水火風と如来蔵もこのような関係です。

——生如法師の開示

万法は本来、因縁にも自然性にもあらず

アーナンダ発願偈