衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

生如法师のウェブサイトロゴ

日常開示

2023年04月22日    土曜日     第1 回の開示 合計3923回の開示

大乗見道の観察智慧

定力が強く疑念の深い参禅の過程において、次第に五蘊十八界を排除し、五蘊十八界の実在性を否定することで、その無我性を確認し、我見を断除し、小乗の法眼浄を証得するに至ります。五蘊十八界の遮障がなくなれば、この時大乗見道は遠からずといえます。意識と意根が参禅を通じて如来蔵を証得する時、六塵に対する分別性を持たない如来蔵の単純な働きを観察することができ、こうして大乗見道の般若智慧を獲得するのです。

この智慧をもって観ずるに、如来蔵は不生不滅の無我性の心体でありながら、生滅ある我性を具えた五蘊身を出生させ、同時に如来蔵が如何にして五蘊を生起させるかを観察し、五蘊が真に空なる無我であることを証得します。何故空なる無我であるかを明確に知るこの智慧は、小乗の我見を断つ智慧よりも遥かに深遠で究極的なものです。根本煩悩障と所知障を断除することは、後の修行の事柄であり、初禅定を出生した後のこと、また十行位十回向位を経て後のことです。

——生如法師の開示
前の記事前の記事

七つの識にはすべて勝解の心所法がございます

次の記事 次の記事

空々の内包

ページのトップへ戻る