衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2018年03月26日    月曜日     第6開示 合計260開示

諸仏の報身と応化身は世間を離れず

問:第七識は報身仏を成就し、無数の第六識は化身仏を成就します。そうでしょうか。

答:化身仏もまた意根によって成就されます。一切の法は意根によって発起され、如来蔵が変現し配合して出生するのです。一切の意生身は意根によって成就され、如来蔵によって化現されます。

問:報身仏は変異生死ある大菩薩に説法し、色究竟天におられます。応化身仏は分段生死ある衆生に説法し、主に人間界で活動されます。報身も化身も世間にあって大いに仏事を行い、法を弘め衆生を度脱します。そうでしょうか。

答:「世」は流転を表し、流転には時間の遷流変化が関わります。「間」は地理的方位、空間的位置、すなわち国土器界を表します。一切の法の出現は必ず世間にあり、世と間を離れたところに如来蔵が幻化する法はありません。世間とは世と間のある状態を指し、世と間のない法は如来蔵一法のみ、すなわち諸仏の法身です。諸仏の報身と応化身には、いずれも世と間があり、寿命と国土を有します。

十方の諸仏国土に仏が住世されるならば、必ず登地の大菩薩が仏に随って修学し、仏は深甚な唯識種智を説かれます。例えば極楽世界には無量の大菩薩がおられるため、阿弥陀仏は必ずこれらの菩薩に唯識種智を説かれます。そうでなければ、なぜ大菩薩方が阿弥陀仏の周囲に集うでしょうか。

釈迦仏は私たちの娑婆世界でも唯識種智法を説かれ、経典として残されたものもあれば、残されなかった経典も必ず存在します。私たちが知らないからといって、存在しないわけではありません。

——生如法師の開示
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