衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2018年06月26日    火曜日     第3開示 合計680開示

八識の体性を理解すれば如来蔵は容易に証得できる

如来蔵を証得するには、前七識を見出し、前七識を排除して如来蔵と混同しないようにすれば、如来蔵を容易に証得できます。まず意識心の体性、および意識心が諸法の中で運行する様々な相貌を理解し、あらゆる状況下で現れる意識を全て見出せば、意識心を完全に証得できます。前五識の体性も明らかにし、一つ一つ見出していく必要があります。そして末那識の体性を理解します。刻々と決定を下し、主宰する心が末那識であり、ある事柄の中で選択を行う心が末那識です。もし心を細やかに観察できれば、末那識を見出すことができます。

最後に如来蔵だけが残り、将来それを見出した時が明心開悟です。私たちは八つの識を区別し、それぞれがどのような役割を果たしているか、どれが生滅性でどれが不生滅なのかを見極めれば、いくつかの識の体性と機能作用が心に明らかになり、仏法に対して迷いがなくなります。八つの識心は、それぞれ自らが直接見出して観察しなければなりません。

仏法を修行するにあたり、私たちが修すべきは妄心である七識です。真心である如来蔵は修する必要はありませんが、見出すことが必要です。それを見出せば真に理解でき、その運作を観察し、その運行状況を理解することが明心と呼ばれます。明心の後、観察する智慧が深まるにつれて智慧はますます増長し、極限まで増長すれば円満に達し、円満すれば仏となります。私たちは無量劫の生死輪廻の中で無明が深く、これらを成し遂げるのは非常に容易ではありません。しかし行わなければ、生死流転の中で受ける生死の苦恼は尽きることなく、永遠に解脱の機会は訪れません。したがって、私たちは理解し難い一切の仏法に耐え忍び、困難を知りながら前進すれば次第に成果が現れ、遂には無上菩提を証得するのです。

——生如法師の開示
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