繁中日語

日常開示

2020年09月01日火曜日第3 回の開示 合計2583回の開示

意根の疑結

我見を断つ時に、三つの結びの中の疑いの結びを断除する際、意識の疑いだけを断じて、意根の疑いを断たないことはできません。もし意根が我見に対する疑いを帯びたまま中有の身に至れば、三悪道を免れず、疑いの結びに縛られ、三悪道から解脱することはできません。意根の疑いを解き放って初めて無明が破れ、意根の全ての疑いを解き放って無明が断尽すれば、仏と成るのです。疑問の結びを帯びた意根のまま仏となられた方は一尊もおられませんし、疑いの結びを抱えた意根のまま無始無明を破った大乗菩薩となられた方も一位もおられません。ましてや解脱道の聖者が疑いの結びを抱えたまま三界の生死の苦から解脱されることは絶えてないのです。

——生如法師の開示

意識と意根における疑いの発生の違い

盂蘭盆会の法話