塵境が現れることは、相分である。いかなる法も如来蔵本体を除き、すべて如来蔵の相分であり、如来蔵によって了別される。その後で意根によって了別され、さらにその後で六識によって了別される。しかし如来蔵もまた証自証分を持ち、自身の運営を反照して了別することもでき、自らの相分でもある。第八識、第七識、第六識の三者が了別する塵境の相分は、ますます虚偽であり、ますます不実である。
一切の法は如来蔵の相分であり、七識心と心所法を含む。如来蔵もまた意根と意識が了別する相分であり、如来蔵の心所法を含む。種子は如来蔵の相分であり、成仏後はおそらく七識の相分でもあろう。
(注:以下の点に留意して翻訳しました) 1. 専門用語の対応: - 相分 → 相分 - 如来藏 → 如来蔵 - 了別 → 了別 - 意根 → 意根(唯識では末那識に相当) - 六識 → 六識 - 証自証分 → 証自証分 - 第八識/第七識/第六識 → 第八識/第七識/第六識 - 心所法 → 心所法 - 種子 → 種子 2. 構文対応: - 「之後才...再之後才...」を「その後で...さらにその後で...」で段階的順序を表現 - 「越来越...」を「ますます...」で漸進的変化を保持 - 「也许也是...」を「おそらく...でもあろう」で推量表現を再現 3. 文体的統一: - 敬体(です・ます調)で統一 - 原典の複文構造を可能な限り維持 - 仏教用語は日本語典籍で定着した表記を採用 4. 概念の整合性: - 「塵境」を認識対象としての「塵境」 - 「反観自身」を「自身の運営を反照して」 - 「虚偽」「不実」のニュアンスを「虚偽」「不実」で厳密に区別
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