衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2019年08月18日    日曜日     第3 回の開示 合計1841回の開示

死の過程

意根が身体から離れ去ることを決定した後、第八識がそれに呼応して離脱する。死亡過程は非常に複雑で、八時間あるいは十数時間を経て初めて真の死が訪れる。第八識が身体を捨てる段階において、色身は冷たく硬直する。四大が分解したためである。この時、意根は何をしているのか?既に離脱したのか?六識が滅び去る時、意根は離身する。しかし意根は一切の法(自らの屍体を含む)に執着するため、必ずや自らの屍体を顧みる。すると如来蔵はこの屍体を完全に放置できず、管理方法は五陰身を管理する方式とは明らかに異なる。故に屍体は畢竟五陰身の機能作用を持ち得ず、漸次腐敗消滅する。すると意根は残った骨に執着し、如来蔵もまた骨を完全に放置できず、管理方法は五陰身や屍体の場合とも異なり、骨は漸次風化して消滅する。

仮に意根が屍体や骨に執着しなくとも、屍体や骨には個人の標識と情報が残り、抹消されることはない。大神通者たるものは一片の骨によって、その主の過去と未来の一切の情報を知り得る。人に知られざらんと欲すれば、己の為さざるにしかず。業を造った痕跡は永遠に消えない。一人の者が無量劫において無数の茶番劇を演じてきたが、ただ自らが忘れただけで、他人の茶番劇ばかり見ているのである。

——生如法師の開示
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