衆生无边誓願度
煩悩无尽誓願断
法門無量誓願学
仏道無上誓願成

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日常法話

2018年03月05日    月曜日     第10開示 合計157開示

人心はなぜ安らかでないのか

人の心が平らかでないのは、是非や争いが絶えないからである。なぜ平らかでないのか。心の中に四相があり、相には善し悪しや凹凸があり、心の中に存在するため、心が平らかでないのである。心は本来平らかなものであり、平らかでないのは相を見る心である。如何にして心を平らかにするか。相を平らかにすることである。如何にして平らかにするか。相を平等一如と観じ、相の実質と本質を見極めることである。相の実質と本質とは何か。七大種子の組み合わせに過ぎず、如来蔵が造り出したものに過ぎない。真実の相など存在せず、ただ我々が見ているだけではないか。目に翳があれば、高低・上下・美醜を見る。病める目は空中の花を見、病が去れば空花も消える。修行とは病を除いて実相を見ること、これ以外に何があろうか。これを人を励ますとともに、自らをも励ます所以である。

——生如法師の開示
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諍いを好む人に遇える時、いかにあるべきか

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