衆生無辺誓い度す
煩悩無尽誓い断つ
法門無量誓い学ぶ
仏道無上誓い成す

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日常開示

2018年04月13日    金曜日     第5 回の開示 合計348回の開示

仏法を学ぶのは、法によるか人によるか

個人崇拝を行わず、いかなる個人をも絶対視せず、理のままに仏法を観行できるのであれば、それが法に依るということです。法に依ることは非常に困難です。深遠な法義においては、自らの禅定力が不足しているため観行できず、大多数の人はこの時「人に依拠する」道を選びます。すでに名声を得た人物に従うことで、これが多数派の支持する人物だから間違いないと考えるのです。しかし我々は知らないのです――その「大多数」とはいったい何者なのか。いや、むしろ「圧倒的多数」とはどのような存在なのかを。この娑婆世界に満ち溢れているのは、ただの凡夫ではありませんか。凡夫の智慧や認識がそれほど信頼に足るものでしょうか。ましてや禅定の浅い者の智慧認識など、本当に頼りになるのでしょうか。聖人や絶対真理は投票で選ばれるものなのでしょうか。結局「人に依拠する」者が圧倒的多数なのです。釈尊がどれほど「法に依れ」と説いても、智慧も福德も禅定も不足している者には、そもそも法に依ることなどできず、ただ人に頼るしかない。名声ある者がもてはやされるのも当然の成り行きです。

——生如法師の開示
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