真妄を魚水に喩える

魚を虚妄の法に喩え、水を妙明の真心に喩えるならば、魚が水を離れられぬように、妄法は真法を離れえません。魚が動けば水も動き、波が立つが如く、魚が静まれば水も静まり、波穏やかとなります。意根が動けば如来蔵も動き、境界を現じ、意根が静まれば如来蔵も静まり、涅槃寂静となるのでございます。